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ピンポイント語り(ロード・オブ・ザ・リング王の帰還)

人生一好きな映画作品「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。

何回見ても泣ける、という大袈裟そうな例えがぴったり当て嵌まる場面があるんです。

 

二十万の敵軍に包囲されたゴンドール王国を救うために駆けつけた六千程のローハン軍。

セオデン王が皆を鼓舞し、先頭に立って突撃しオーク達を蹴散らしました。

セオデン王の演説シーンで自分はいつも涙が出ます。

まず王は勝利を目指せとは言いません。数的に圧倒的不利なことが分かっている上で、それでもゴンドール国のため、ローハンの祖先の誇りにかけて進めと言うんです。

そして王が先頭で駆け出す点。決して現地に兵士を送り込んで自分だけ安全地帯にいる王ではありません。隊列の後ろで指示役でもありません。恐れを抱く者達もいる中、誰よりも勇ましく先頭に立つんです。敵は槍を構えたり矢を射ったりしてきますがそのくらいでは怯みません。逆に敵を怖気付かせる勢いで向かっていきます。

敵は巨大な軍を新たに出撃させるのですが、それが来るまでにローハン軍は地上にいたオークの大半を壊滅させました。

この熱い心が、勇ましさが、誇りが、格好良さが、本当に大好きなんです!