文字を大切にしたい人。

日々を文字で残したいんです。

究極の二択!(TV)

過去を変える。

未来を知る。

どちらが良いかというアンケートがとられていました。

必ず選べというのでないなら、自分はどちらも嫌です( ・ω・)理由は、色々経てきた現在の自分に満足しているし、先のことが分かるのはつまらないからです。

作文みたいになりました_(:3 」∠)_必ず選べというのなら、未来を知る方です。現在の自分を変えたくないので相対的に選びます。

これが「タイムマシンで過去か未来に行けるよ!」なら迷わず過去です٩( 'ω' )و古代、平安時代、エジプトのピラミッド建設時等々、見に行きたいものは沢山あるのです!

 

📕最近『ミッドナイト・ライブラリー』という小説を読みました。

主人公はノーラ・シードという女性。飼い猫の死を知らされ、失職し、友人への連絡も返事が無く、ピアノ教室のたった一人の教え子を辞めさせると言われ、かつてのバンド仲間に恨み言を言われ、近所で用事を引き受けていた方からももう大丈夫と言われ、人生に失望してしまいます。誰にも必要とされない。彼女は死への決意を固めました。

そこから現れるのが「図書館」です。長く続く書架に膨大な本。開くと「もしあの時こんな選択をしたら」の人生に行ける無限の本です。

ノーラはある限りの人生を経験します。結婚して娘のいる人生、プロの水泳選手になった人生、大人気バンドメンバーである人生、友人と南国へ行った人生、氷河研究者になった人生。母親が生きていたり、現実では疎遠になった兄と仲良くしていたり、感じの悪い人物とどうやら友人同士だったり、周りの人々も様々変わっていました。

物語として上手いなあ、厄介だなあと思ったのは、もしもの人生に行った時、記憶は現実の自分そのままである点です。例えば結婚している人生において、ノーラは娘の名前も分からないので、「知っていることに正直に答えるゲーム」を娘に持ちかけて名前を聞き出します。プロの水泳選手の人生では、現役引退しておりその日は数時間後に講演会があるという状況でした。「あの時のようにならないと良いな」なんて言われても、現実から来たノーラには何のことか分からないのです。

沢山のもしもの人生を経験した上でノーラが辿り着いたのは現実でした。もしもの人生を生きているのは、自分には違いないけれどやはり自分ではない、そういう選択をした結果の世界線の自分でした。

 

もしもこうだったら、ああしていたらと考えたことはあります。今は殆ど考えません。やっぱり現在に満足しているからでしょうか(*'ω'*)過去のどの経験が欠けても今の自分じゃなくなるなあと思うので、過去を変えることはお断りです。

TVで本で、自分の考えを再認識したこの頃でした。