文字を大切にしたい人。

日々を文字で残したいんです。

「出会い」の思い出。

数年前、電車で一人お出掛けをした先で、小さな出会いをしました。

高台の寺院を見に行って、帰りに道を下っていた時、飴の包み紙が落ちていたので拾いました。それからも下り続けて地上に着く前あたりで、後ろから来た知らない男性に話しかけられました。

「さっき何をしてたんですか?」

心中:びっくり(°_°)後ろから見られていたことに驚き、「え、ごみを拾っただけですが何をした、とは?」と考えたりしましたが、そのままを答えました。

その後は詳細は覚えていませんが、一緒に話をしながら地上に戻り、列車の中でも少し話し、駅の構内で別れました。卒業旅行で他県から来ていた方で、今日は◯◯に帰る、来年結婚する、ということを聞きました。そして「これも何かの縁なのでどうぞ」と、お土産として持っていた小さな羊羹一つをいただきました。お名前とSNSをやっているということも聞きました。明るい方でした。

お名前は今も覚えています。SNSで繋がりはしませんでした。

知らない相手と会話をすることは個人的に苦手ではありません。警戒心を顕にしたり、周りを遮断する様子だったりしたら、あの時何も発展しなかったと思います。特に知り合いにもならず何があったわけでもないのですが、そのSNSの名称、その時行った地名を見る度にふと思い出します ( ´ ω ` )